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1. 『職業観育成講話』(1年生向け)がありました!

投稿日時: 2021/11/13 令和3年度入学生

 11月12日(金)、1年生を対象に進路指導部主催の『職業観育成講話』がありました。この行事は、社会が求めている人間像や職業について考えさせ、進路意識をより明確にしてもらおうと毎年実施されているものです。

 第1部は、「未来をつくる仕事へ~SDGsから考える職業観~」をテーマに、パネル・ディスカッション形式で行われました。SDGsに関わっている方々にパネリストとして登壇していただきました。「SDGs未来都市こおりやま」を推進している郡山市さんから政策開発課の阿部義登様、 ベトナムインフラ構築事業への貢献と再生可能エネルギー事業に注力している矢田工業株式会社さんから成田英樹様、 SDGsメディアコンパクトの理念に基づいた福島が抱える社会課題解決に取り組んでいる福島中央テレビからアナウンサーの野尻英恵様、そして、国際協力機構JICA二本松訓練所からエジプト・ルクソール派遣隊員でもあった坂本拓馬様の4名の皆様です。ちなみに、矢田工業所さんと福島中央テレビさんは、「第2回こおりやまSDGsアワード」の受賞団体でもあります。

Q.高校時代の1日1日をどう過ごしたらいいか?

 「勉強をするのは当然として部活動を含めた人間関係を構築していくことが大切だと思う」「学校外の人ともつながる積極性を持ってほしい」

Q.何のために働くのか、働くことの意義は?

 「報道を通じて皆さんの命と財産を守りたい。そして、日々の生活に彩を加えることができたらとの使命を持って仕事をしています」「日本だけでなく世界の人々がみんなより良い生活ができるようにと願い国際協力のために活動します」

Q.はたして2030年までにSDGsは達成できるのか?

 「2000年のMDGs(ミレニアム開発目標)を知る人は少ないが、みんながSDGsを知っているということ自体、達成に近づいていると感じます」「国連で全加盟国が一致して採択するということはあまり例がないが、このSDGsについては全加盟国が採択し、今、世界が共通の目標に向かっているということを考えれば、十分実現可能なのでは、いや、そう信じたい」

このようなパネリストの皆さんの熱いやり取りの後、積極的に質問をする生徒たちの姿も数多くみられ、この時間が有意義だったことをあらためて実感しました。

 

第2部の分科会では、分野別に、生徒たちがそれぞれの興味や関心に応じて、講座を選びました。

【福島民友新聞社:まなぶん事務局長 渡辺順 様】  【日本全薬工業株式会社:人事部 小松俊太郎 様】

【矢田工業所株式会社:専務 成田英樹 様】     【郡山市:政策開発課主任主査 阿部義登 様】

【国際協力機構JICA:二本松訓練所 坂本拓馬 様】  【福島中央テレビ:アナウンサー 野尻英恵 様】

【県中児童相談所:心理判定員 鈴木諒 様】   【ヤマハミュージック郡山:フルート指導者 佐川進一 様】

【県中児童相談所:児童福祉司 波田野咲季 様】

 

生徒たちの感想には、

「今、自分の周りにいる友達や先生方がかけがえのない存在だとあらためて知りました」「役立つが嫌いな<勉強=仕事>を、役立ってなおかつ好きな<勉強=仕事>にしようと思った」「『その人が持っているものはなんだろう?それを見つけて引き出してあげることが仕事では大切になってくる』という講師の先生の言葉が心に残りました」「『その仕事がこの世に存在しいること自体、誰かに必要とされているということ』という話を聞いて、もし自分がやりたい仕事につけなくても、誰かに必要とされているやりがいのある仕事だと思えるようになった」などと綴られていました。どうやら、今回の講話、当初の目的が達せられたようです。