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学年より

校内体育大会の幕開けです!

 「宇宙祭」が閉幕し2週間が経とうとしている7月14日、今度は「校内体育大会」の幕開けです。

 天候が心配されましたが、朝早くから体育委員や運動部の諸君がグラウンドを整備し、第1日目、予定通りの開催に漕ぎつけました。

 開会式後のクラス対抗リレーでは、1年生から3年生まで5クラスずつ予選4組に分かれ決勝進出を競いましたが、上級生の強さが目立ち、残念ながら1年生は各クラスとも決勝進出はなりませんでした。

 リレーの後は会場が分散し、大体育館でバレーボールとバスケットボールが、小体育館でバドミントンが、グラウンドでサッカー競技が開催されました。

汗をかいた後は、東高校ならではの、やっぱり「アイスクリーム」ですね!

いよいよ本格的に、探究学習が始まりました! (探究『SDGs×哲学対話』vol.2)

 6月4日(金)に、本年度最初の探究学習に関わる講演会「SDGsってなに?」を設け、その後、宇宙祭・体育祭など全校挙げての生徒会行事が続き、しばらく間をおいた形になっていましたが、夏季休業が明け、本格的に探究学習が始まりました。ここで、あらためて、本年度1学年が取り組む探究学習『SDGs×哲学対話』について説明したいと思います。

 第1学年では、本校が福島県教育庁より『SDGs×哲学対話』の推進校として指定を受けたことを契機に、生徒自ら課題を設定し、解決に向けて情報を収集、整理・分析したり、周囲の人との意見交換を通して協働的な探究活動を進めていく「総合的な探究の時間」において、生徒の思考力や判断力、表現力などの育成を図っていきたいと考えております。

 その探究内容としての"SDGs(持続可能な開発目標)″については、国際的な課題であるとともに地域社会の課題でもあるという点において、「Think Globally, Act Locally」を実践することのできるテーマであり、17の目標は決まっているものの、その目標達成へのプロセスは自由であり、この自由度の高さが生徒たちの主体性を伸張していくことにも繋がります。さらに、探究の思索方法として"哲学対話″を用いることにより、他者の話に耳を傾け、自らの意見を表明するといったコミュニケーション能力の土台を養うこともできます。

 こうした観点から、探究学習を2か年にわたって進めていくにあたり、「SDGs未来都市」を宣言している郡山市(「こおりやま広域圏」)や、地域社会においてSDGsに取り組んでいる事業所・団体様と連携し、グローバルな課題を身近な問題として捉え直し、課題解決の具体的な方策について考えていきたいと思っています。 これらの探究学習を通して、最終的には、➀まちづくりに関する行政への提言書、➁東高独自のアクションプラン、③自分自身の行動指針などの形でまとめ、その成果を様々な場で発表し、発信していきたいと考えています。

 また、「総合的な探究の時間」のためだけの探究に終わらないよう、系統的な教材を用いて、探究のプロセスについて理解し、SDGsに限らず、上級学校での自らの研究や、将来、社会人になってからも役に立つ、汎用の高い探究メソッドを身につけてほしいと思っています。

 生徒たちの探究はまだ始まったばかりですが、今後、活動の幅が広がり、地域の皆様にもご協力を願う場面も生じてくるかもしれません。是非、そうあってほしいとも願っているのですが、その際は、どうぞ、ご理解・ご支援の程、よろしくお願いいたします。

 以下、テキストを用いたワークショップの様子です。現在は、オリエンテーションとして、探究を学ぶ意義、探究のプロセス、課題設定の方法などについて学んでいます。生徒たちは、さっそく活発に探究学習に取り組んでいました。

 

講演会「SDGsからみた郡山市政の課題と取組」を開催しました!(探究『SDGs×哲学対話』vo...

 9月24日(金)の6~7校時、「SDGs未来都市」 を宣言している郡山市の政策開発部より小和田晴彦氏を講師としてお招きし、「 SDGsからみた郡山市政の課題と取組」と題して 講演をいただきました。

 前半は、 郡山市の歴史や産業についての紹介があり、後半は、郡山市が 現在力をいれて取り組んでいる、⑴ 誰も置き去りにしない社会を目指す「SDGs( 持続可能な開発目標)」、⑵IT技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革させる「DX(デジタル・ トランスフォーメーション)」、⑶郡山市を含む16市町村におい て利便性を維持向上させ 将来にわたって豊かな地域として持続していくことを目指す「 こおりやま広域圏」などについての説明がありました。

 生徒たちが書き留めた『探究の記録』を見てみると、「 私たちも身近な行動をもっと考えていくことで、 環境問題に対処していくことができる」「 郡山市といえども人口が減少しているという問題を知り、 どのような対策が望ましいのか関心を持った」などと綴られており、 地域課題に対する理解を深めたようでした。

 

分野別講座「SDGsからみた郡山市政各分野の課題と取組」を開催しました!(探究『SDGs×哲...

 先週、実施された講演会「SDGsからみた郡山市政の課題と取組」を受けて、10月1日(金)、今度は「市政各分野における課題と取組」を学ぶため、各分野のプロパーである行政職員の講師派遣を郡山市政策開発課に依頼し、8分野14講座を設けました。生徒たちは、自らの進路や興味に応じて2講座を受講しました。講義の後、受講生である1年生から活発に質問が出される講座も数多く見られ、行政施策やSDGsに対する関心の高まりを感じました。

  

1都市計画分野「郡山市の都市計画とまちなか活性化」(講師:遠藤敦氏[都市整備部都市政策課])

 

 

2都市計画分野「郡山市の上下水道(水循環)」(講師:生田晶教氏、宗形翔氏[上下水道局経営管理課])

 

 

3教育分野「郡山市の学校教育」(講師:日下明彦氏[学校教育部学校教育推進課])

 

 

4福祉・健康分野「郡山市の子育て政策と子ども条例」(講師:中原幹弘氏[子ども部子ども政策課])

 

 

5福祉・健康分野「郡山市の障がい者福祉政策」(講師:伊藤博氏[保健福祉部障がい福祉課])

 

6福祉・健康分野「郡山市の高齢福祉政策」(講師:宗形敏広氏[保健福祉部健康長寿課])

 

7環境分野「郡山市の環境政策」(講師:鈴木智裕氏[環境部環境政策課])

 

 

 

8環境分野「郡山市のごみ問題」(講師:田母神裕一氏[環境部3R推進課])

 

 

9農業分野「郡山市の農業」(講師:善方友和氏[農林部農業政策課])

 

 

10商工業分野「郡山市の商工業」(講師:蓮沼晴樹氏[産業観光部産業政策課])

 

 

11ICT・DX分野「郡山市のICT政策」(講師:岩崎敦史氏[政策開発部DX戦略課])

 

 

12生活分野「男女共同参画」(講師:円谷あゆみ氏[市民部男女共同参画課])

 

 

13生活分野「多文化共生」(講師:ヨースト・クラルト氏、平出将孝氏[文化スポーツ部国際政策課])

 

 

14生活分野「エシカル消費」(講師:加藤弘晃氏[市民部セーフコミュニティ課])

 

 講師の皆様、この度は本当にありがとうございました。

 11月中には個人の「探究計画書」を作成し、12月には興味・関心の似通った生徒同士でグループを編成し、グループとしての探究テーマを設定する予定です。文献や統計資料の所在、インタビューや実地調査の方法など、探究の情報収集プロセスにおいて生徒が壁にぶつかった際には、どうぞこれからもご助言の程、よろしくお願いいたします。

第1学年「大学講義」が開催されました!

 10月8日(金)、山形大学よりエンロールメント・マネジメント部教授の山本陽史先生をお招きして、「探究活動の進め方」とのテーマで講演をいただきました。

 「大学講義」は、大学の専門分野のリアルな講義を通し、生徒個々の知的好奇心を育成するとともに、探究活動の基盤となる論理的思考力と正確な読解力、さらには自己表現力・発表力を向上させることを目的に、毎年度、開催しています。

 講演は、「研究とは」「探究テーマの見つけ方」「リサーチの仕方」「研究論文・発表の作法」「論文の構想と構成」「プレゼンテーションのコツ」など、探究活動が本格化する1年生にとって打ってつけの内容でした。講演の最後には、ワークショップ形式の「課題発見の模擬体験」もあり、生徒たちは積極的に取り組んでいました。

 講演後には、「文科系の学問においては実証が難しいと思いますが、数学的方法論を用いた文科系の研究があれば教えて下さい」「海洋生物に興味がありますが、その分野を身近な課題として引きよせて探究するにはどうしたらよいですか」など、講義内容をしっかりと受けとめた質問が、講師の先生に投げかけられていました。

 来週は、ベネッセコーポレーションから講師をお招きして進路講演会を実施する予定です。