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学年より

修学旅行第1日目(薬師寺・奈良公園:東大寺)

 修学旅行第1日目、全員が郡山駅西口に時間通りに集合しました。中には、1時間前に集まっていた生徒もいたとか。その意気込みが感じられます。4日間の全日程、どうやら関西の天気も本校の生徒たちの日頃の行いに報いてくれそうです。

   ところで、10月11日から始まった全国旅行支援にともない、大阪と京都あわせて3泊分のクーポン券について旅行業者と対応し、幸運なことに本校の修学旅行参加者全員に支給されましたので、保護者の皆様方にお知らせします。クーポン券については、新幹線の中で配布が完了しています。

   いよいよ、出発です。東北新幹線の中では、みんなリラックスして歓談を楽しんでいました。

 東京駅で東海道新幹線に乗換です。そろそろお腹もすいてきました。車窓には、富士山も見えてきました。 

 京都駅に着きました。自動車専用道路を南下し、奈良に向かいます。車窓には、九条ねぎ(?)や宇治の茶畑の風景が広がってきます。しばらくして、奈良市内に入ると、まるでタイムスリップ。今でも所々で平城京跡の発掘が行われていました。目指すは、白鳳文化期、天武天皇が愛してやまない妻(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して創建した薬師寺です。

 

 24時間勤務のお医者さん「薬師如来」と日勤の看護師さん「日光菩薩」、夜勤の看護師さん「月光菩薩」の三尊を祀る「薬師寺金堂」です。ちょっと、真似てみました。

 

 “凍れる音楽”と評された「薬師寺東塔」、長きにわたった修復工事も終わり、1300年前の姿を再び見ることができました。

 最後は、薬師寺恒例の法話です。「奈良で最も有名なお寺は?」と いう薬師寺のお坊さんの問いかけに、置かれた立場もわきまえず、「東大寺」と答えるK君とのやりとりに、笑いも絶えない場内でしたが、お話の後半は、将来、自分の人生を後悔しないためにも、知識や経験を積み重ねていってほしいと、本校生に熱く語って下さいました。

 続いて、奈良公園。まずは、東大寺の南大門をくぐります。金剛力士像の迫力にびっくり。続いて、世界最大の木造建築の大仏殿、その大きさにびっくり。中に入っては、大仏様のその神々しさにびっくり。本校生も、その光を浴び、パワーをもらいました。

 若草山の麓で、国の天然記念物でもある鹿さんと戯れながら、藤原氏の氏神である春日大社を経て、神仙境さんにて夕食を頂きました。

 陽はどっぷり暮れ、県境のトンネルを抜けると、そこは、大阪市街の夜景。バスの車中のテンションは上がってきました。そうです。「あれ」が近づいているからです。ライトアップされた観覧車が見えると、悲鳴のような雄たけびが。そこに見えてきたのは、明日、堪能するであろうUSJ。今晩は、この「ホテル京阪ユニバーサルタワー」に泊まります。どうやら、興奮冷めやらぬまま、床に就きそうです。

 

修学旅行第2日目(大阪:USJジャパン)

 修学旅行第2日目、朝食のバイキングも気もそぞろです。それは、次に「あれ」が待っているからです。一晩お世話になったホテルを、早々と後にして、向かうは「地球儀」。

 

 とうとう、「あれ」の前までたどり着きました。記念撮影の表情もいつもとは、ちょっと違います。撮影が終わると、ゲートまでダッシュ。さあ、入場です。あとは、お好きにどうぞ。

 

 

夕食は、京都の清水坂にある「おかべ屋」さんです。一大行事を終えての食事。心なしか達成感に満ち満ちているように見えます。

 

修学旅行第3日目(京都:班別自主研修)

 修学旅行第3日目、朝はいつも検温から始まります。今日のタクシーでの自主研修は 大丈夫かな?

 さあ、朝ご飯を食べて、元気に出発しましょう。

生徒の皆さんから投稿してもらった画像で、今日一日を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

 

各班、嵐山に集合。クラスごとに渡月橋をバックに記念撮影をしました。もう明日で非日常も終わりです。名残惜しい、桂川の河原での一コマです。

最後の夕食は、京都ポークのステーキです。素敵! 食事の終わりには、サプライズもありました。この修学旅行期間中に17歳の誕生日を迎えた4人に、旅行業者さんからプレゼントです。

ホテルまでの道のりは、嵐山電鉄を貸し切りました。貸し切りですから、車内は、当然、本校生のみ。この特別感に生徒たちは、感激していました。

 

修学旅行第4日目(京都:平等院鳳凰堂・東寺)

 修学旅行第4日目。とうとう最終日です。さすがに、若干、疲れた表情をしていますが、今日は、仏様オンパレードの日です。仏様のご利益で、疲れた体と心を癒してもらいましょう。

  宇治にある平等院鳳凰堂です。生前、栄華の「絶頂」にあった藤原氏が、死後、皆と「平等」に救済されますようにと願って造られた阿弥陀如来をまつるお堂です。ちょっと都合よくも感じられますが、藤原氏のみならず、皆、この阿弥陀様に向かって念仏を唱えることで、極楽浄土への往生を強く願ったことでしょう。

 

 京都市内に戻ってきました。かつての平安京の入り口である羅城門の東脇に造られた東寺にやってきました。今も残る五重塔や、金堂・講堂の中に安置されている仏様が、弘法大師こと空海がいた当時の東寺(笑)の様子を物語ってくれています。 

 

 

正式な解団式は、10月18日(火)に行われますが、京都駅を目の前にした東寺の広場で、今回、お世話になった添乗員さんとカメラマンさんに、感謝の気持ちを拍手で伝えました。 

 京都駅に到着です。あとは、新幹線を乗り継いで、郡山を目指します。昼食までは元気でしたが、食後は、ほとんどが爆睡状態でした。

 

 修学旅行全日程を通して、皆、「無事」に過ごすことができたかと思われますが、長きにわたった集団生活や様々な経験を通して、それぞれの心の中には、いろいろな「事」が「有」ったのだと推察されます。お疲れ様でした。

 これで、非日常の4日間も終わりました。そして、高校生活も折り返し地点を過ぎました。週明けからは、それぞれの目標に向かって、再び、仏様風に言えば、精進してください。

第2学年「探究成果コンテスト」を行いました!(総探『SDGs×哲学対話』vol.13)

 11月4日(金)5・6校時、10月に行われた「探究成果発表会」において各領域代表となった7グループによるプレゼンコンテストを開催しました。約1年と半年かけて取り組んできた『SDGs×哲学対話』に関する探究も、これで一区切りです。

 これまで、講師やアドバイザーをお務めいただいた郡山市の職員の皆様をはじめ、各専門分野別の講座を担当して下さった地元の企業やNPO関係の皆様、本当にありがとうございました。生徒たちは、今回の探究活動を通して、SDGsへの関心を高め、地域への理解も深めることができました。きっと、この経験を上級学校での研究、そして、地域社会の一員となったときに活かしてくれることと思います。

 

【A領域】 自然・環境・エネルギー
気候変動や生態系のあり方、エネルギー資源の問題など環境保全について考える。

 

3班『温暖化による様々な環境問題』

(主たるSDGsゴール:13)

審査員からの講評:「聞きとり調査、校内アンケートなどコツコツ調査・研究を重ねてきたことが分かる発表であった」「専門用語についての説明があり、聞き手に分かりやすく伝える工夫がなされていた」「温暖化がもたらす影響について分かりやすくまとめられていた」

  

 

5班『海洋汚染についての調べ』

(主たるSDGsゴール:14)

審査員からの講評:「自分たちで砂の分析をするなど工夫があり、発表も聴衆をうまく惹きつけていた」「実際にいわきの海に行き、実験・調査を行い、説得力のある発表内容であった」「いわきの海のマイクロプラスティックについての調査が評価される」

 

 

 

【B領域】 貧困・食料・水
食料や水問題など、貧困の解決について考える。

 
10班『貧困によって将来起こること~貧困を防ぐためには~』

(主たるSDGsゴール:1)

審査員からの講評:「データが具体的で説得力があった。また、解決策にオリジナリティがあったことも良かった」「インタビュー・アンケートを実施し、東高アクションプランをまとめ、説得力のある内容だった」「『世界』の貧困ではなく、身近な問題として捉えていた点がよかった」

  

 

 

【C領域】 産業・労働・行政  
経済や働き方、また、法律や政治の在り方の視点から、SDGs全般の解決方法について考える。

【D領域】 まちづくり
国際的な課題であるSDGs全般の解決方法について、地域の視点から考える。

 

16班『郡山市へのシネコン誘致について~郡山市の再開発にともなって~』

(主たるSDGsゴール:11)

審査員からの講評:「『シネコン』という1つのコンテンツに焦点を当てていたのが分かりやすかった」「郡山の街についてよく考察されていた」「映画館が古いことの問題点や、新しい映画館ができることで具体的にどのように市民や地域経済に良い効果があるのか説明があると、さらに説得力が増す」

 

 

 【E領域】 多文化共生
グローバルな問題であるジェンダーや人種・民族・紛争について、共生社会の視点から考える。

 

21班『ジェンダーと男女格差〜今と昔の違いについての理解と男女平等を実現させるために〜』

 (主たるSDGsゴール:5)

審査員からの講評:「歴史やデータなど情報収集がしっかりしていた」「聞き手に伝えるための構成にもう少し工夫があるとなお良かった」「現代の課題についてよくまとまった調査・研究に行っていた」「高校生に出来ることを提案していたのが良かった」

 

27班『すべての人が平和で平等な生活を送るには~格差社会の現状と私達に出来る今後の取り組み~』

(主たるSDGsゴール:16)

審査員からの講評:「様々な格差の中でも賃金格差に注目して、中でも外国人労働者における賃金格差が具体的にまとめられていた」「現在の外国人の就労問題について、よくまとまった調査だった」「データや数字の出典元が明記されていなかったので、明記した方がよい」

  

 

【F領域】 健康・福祉・教育
医療・福祉、また、教育・子育てのあり方について、地域から世界まで広い視野で考える。

 

35班『地域間での医療格差について』

(主たるSDGsゴール:3)

審査員からの講評:「論理構成がしっかりしており、分かりやすい発表内容だった」「現在、近未来の医療の在り方について調査・研究し、自分たちの意見もよくまとめられていた」「インタビューを実施するなど調査方法がすぐれていた」

 

 発表の後、これまで本校2年生の探究活動に伴走しご協力してくださった郡山市政策開発部政策開発課の須賀拓輝様から講評をいただき、「これからも社会に関心を持って、学んだことを社会のために役立ててほしい」と、本校の生徒たちへの期待を語って下さいました。

 プレゼンについては、探究のプロセスにしたがって、「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」の4観点から評価され、審査の結果、最優秀賞に5班「海洋汚染についての調べ」が、優秀賞に10班「貧困によって将来起こること」と35班「地域間での医療格差について」が選ばれました。また、コンテストへの出場を果たしたその他のグループにも優良賞が贈られました。