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生成AI活用教員研修会を開催しました。

 本校は、10月に文部科学省GIGAスクールにおける学びの充実事業「リーディングDXスクール事業」(生成AIパイロット校)に採択され、現在、生徒の学びや校務にAIを活用することによる効果的な教育実践の創出と知見の蓄積に向けた研究実践を行っているところです。

 このたび、令和5年12月19日(火)本校大会議室において、生成AI活用教員研修会を開催しました。本校職員の生成AIについての理解を深め、生成AIを担当業務や学習指導に効果的に活用するための基本的な知識を身につけ、そのメリットとデメリットを整理するスキルを養うことが目的です。

 研修会は、外部講師として、情報や英語の学習指導に生成AIを先進的に取り入れている関東第一高校 教頭 三原直也 様、関東第一高校の情報科講師で、文部科学省事業学校DX戦略アドバイザーを務めておられるスクールエージェント株式会社代表取締役 田中善将 様をお招きし、本校職員が1人1台の端末を持ち寄り、演習・ディスカッション形式で行いました。

 ChatGPTの特性、学習指導や校務で効果的に使えるプロンプト(使用者が入力する指示や質問のこと)の例、授業での実践例を分かりやすく紹介していただき、参加した職員は生成AIの教育利用に対する可能性を感じたことと思います。特に、「ChatGPTで1回壁打ち」、「生成AIは育てて使う(調教する)」という切り口は今後の研究を進めていく上で大変参考になりました。

 また、可能性とともに生成AIには不安要素があることもお話いただきました。参加した職員は生成AIの教育利用上の留意点を確認するとともに、あらためて生徒とのコミュニケーションや対話による教育の重要性を感じたようです。
 今回の研修を踏まえ、引き続き実践研究を進めてまいります。